ジェットコースターの歴史

本日は世界初のジェットコースターについてお話しします。

ジェットコースターの起源は、16世紀のロシアに遡ります。当時、冬の間に氷で覆われた丘をそりで滑り降りる遊びが人気でした。この「ロシアの山」と呼ばれる遊びが、後にジェットコースターの原型となりました。

19世紀に入ると、アメリカで鉱山鉄道が登場しました。ペンシルベニア州のマウチ・チャンクにあった鉱山鉄道は、鉱石を運ぶために使われていましたが、鉱山が閉鎖された後、観光客向けのアトラクションとして再利用されました。この鉱山鉄道が、現在のジェットコースターの直接の前身とされています。

1884年、アメリカのニューヨーク州コニーアイランドで、ラ・マーカス・A・トンプソンが世界初の現代的なジェットコースターを建設しました。このコースターは「スイッチバック鉄道」と呼ばれ、木製のトラック上を走るものでした。トンプソンは翌年、この設計で特許を取得しました。

初期のジェットコースターは木製で、速度もそれほど速くありませんでした。しかし、乗客にとっては新鮮でスリリングな体験でした。1895年には、コニーアイランドのシーライオンパークにて、360度回転する「フリップ・フラップ」というコースターが導入されましたが、乗客にむち打ち症が続発したため、短期間で撤去されました。

日本においては、1890年に上野で開催された第3回内国勧業博覧会で「自動鉄道」として初めてジェットコースターが紹介されました。その後、大阪の今宮臥龍館に移設されました。1925年には、多摩川園に常設の「陸上波乗」というジェットコースターが設置されました。

ジェットコースターの技術はその後も進化を続け、現在ではリニアモーターや圧縮空気を用いた加速システムが導入されています。これにより、従来のチェーンリフト方式では実現できなかった高速での加速や、意外性のある動きが可能となりました。

ジェットコースターは、単なる遊具としてだけでなく、技術革新の象徴としても重要な存在です。今後も新しい技術やデザインが導入され、さらなる進化が期待されます。


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